主な疾患
うつ病
毎日のように気分が落ち込んだり、憂鬱な気分になりますか?
毎日のように何をしても楽しくないと感じますか?
うつ病の方の97%は、この2つの質問のうち、どちらか一方があてはまるとの研究報告があります。さらに眠れない、食事がおいしくない、疲れやすい、集中できないなどの症状があればうつ病の可能性は高くなります。
これらの症状により、仕事でのミスが増えたり、イライラしたり落ち込みやすくなったり、家事ができなくなったりしてしまい、自分を責めてしまう傾向にあります。そのために、会社での同僚や上司、親や子供との関係に影響を及ぼしてしまうこともあるので、早期に適切な治療を受けることが重要です。
うつ病はストレス等により、脳内の神経伝達物質(セロトニン、ドパミン、ノルアドレナリン)が不足することが原因と言われています。
治療で一番大切なのは心と身体の休息です。うつ病の方は何らかの歯車が狂ってしまい、心身ともに動きが鈍くなっている状態です。休むことに罪悪感を感じてしまい、休息をとらない方が多いのですが、まずはしっかりと心と身体を休めることが治療においても重要です。
【治療方針】
薬物治療は主に抗うつ薬による治療を行います。抗うつ薬は脳内の神経伝達物質(セロトニン、ドパミン、ノルアドレナリン)の働きを回復させる効果があり、患者さんの症状や体質に合わせて最適な治療を提案いたします。お薬の特徴としては飲み始めてから少しずつ効果が上がってくるので、効果が表れるまでには2〜4週間かかります。
そのため、薬をどんどんと増やしていくのではなく、効果と量のバランスを見ながら細やかに処方を調整していきます。薬物治療と平行して、患者様の状態に応じた適切な活動量・内容や環境調整について話し合っていきます。
また、症状が良くなってもすぐに治療を中断するのではなく、しばらく継続し、その後ゆっくりと時間をかけて減らすことにより、症状の再発やぶり返しを減らすことができると言われております。
主な疾患
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うつ病
誰もが耳にしたことがあると思われる代表的な病気です。憂鬱な気持ちや意欲が出ないことが続いていませんか?
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双極性障害(躁うつ病)
うつ状態だけでなく、極端に調子がよくなって活発な期間がある方は躁うつ病の可能性があります。うつ病とは治療が異なるので注意が必要です。
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統合失調症
悪口を言われる、狙われているといった幻聴や妄想などを症状とする病気です。100人に1人くらいの割合でみられます。
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認知症
物忘れ、新しいことが覚えられない、判断力の低下などにより日常生活に支障をきたす病気です。
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適応障害
強いストレスを受け続けると様々な心身の症状が出ることがあります。
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自律神経失調症
自律神経(交感神経と副交感神経のバランス)が不調をきたすことで様々な心身の症状が出ることがあります。
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不眠症
なかなか寝付けない、何度も目が覚めるなど睡眠の問題で苦しんでいませんか?
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パニック障害
場所と時間を選ばず、突然パニック発作が生じ、日常生活に支障をきたす病気です。
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強迫性障害
強迫観念と言われる強い不安感を打ち消すための行動により、日常生活に支障をきたす病気です。
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身体表現性障害
いくら検査しても病気が見つからないにも関わらず身体症状が持続し、日常生活に支障をきたす病気です。
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社交不安障害
会議や発表など注目を浴びる場面の時に強い不安感や身体症状が出ることで日常生活に支障をきたす病気です。
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発達障害(自閉スペクトラム症)
臨機応変な対人関係や、自分の関心・やり方・ペースが崩れることが苦手な特性を持つ発達障害のひとつです。ごく軽度から重度まで特性の程度は様々です。
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重ね着症候群
自閉スペクトラム症が基底障害にあり、二次障害として様々な症状や病気を生じている状態です。
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注意欠如多動症(AD/HD)
子供では多動や衝動性が目立ち、成人では不注意症状で困る方が多いです。発達障害のひとつで、近年注目度が増している病気です。
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学習障害
知能は正常にもかかわらず、特定の部分の学習が極端に苦手な特性をもつ発達障害のひとつです。知能が正常であるため気がつかれにくいようです。
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分離不安
母親などの愛着対象から離れることに対して、年齢と不相応に強烈な不安を感じる状態です。
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愛着障害
養育者との愛着が何らかの理由で形成されず、子どもの情緒や対人関係に問題が生じる状態です。
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場面緘黙症
家などでは普通に話すことができるのに、学校などの「特定の場面」で声を出すことができない状態が続くことです。
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抜毛症
子どもに多く、自分で自分の毛髪を抜いてしまいます。
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チック症
子どもに多く、意図せずに声が出てしまったり、不規則な動きが出てしまう病気です。