カウンセリング
カウンセリング
カウンセリングは症状の除去も一つの目標としますが、患者さんご自身が悩みを背負いながらも何とかやっていけるような、適応的な(生きにくさを軽減させる)人格への変容を主な目標とするものです。人格の変容は、意識的・無意識的に患者さんご自身が何をどう思っているか、感じているか、考えるかを知り、患者さんの持つ自己治癒力や行動や考え方を変えていく力、日常生活を送る力を引き出すことでもたらされると考えられます。
子どものカウンセリングも積極的に行っており、緊張が強く話すことが難しい子(場面緘黙)の場合はプレイセラピー(遊戯療法)も行っています。
【カウンセリング】
カウンセリングではカウンセラーが患者さんの人格を変えたり、問題や症状を解決するのではありません。患者さんが主体的に生き方を模索し、適応的な人格への変容を目指す過程を支援させていただくものです。
支援の仕方はカウンセラーが患者さんのお話を十分に聴かせていただき、共感的に理解することが基本となります。しかし、ただお話を聴かせていただくのではありません。患者さん個々に合わせてカウンセラーがさまざまな方法で対応させていただきます。
例えば、カウンセラーから患者さんにとって重要と思われる点について話し合い、患者さんご自身の力で気づき(自己洞察)を得ていただくこともあります(表現的精神療法)。また、聴かせていただいた患者さんのお考えや気持ちを支持しつつ、肯定的に評価できるところをみつけていくこともあります。患者さんの生き方を尊重しつつ、カウンセラーから新たな視点や行動の仕方をアドバイスさせていただいたりもします(支持的精神療法)。
児童・青年期のカウンセリングも数多く行っています。まずは、じっくりと話しを聞くことで、心理士と信頼関係を築きます。安心して内面を話すことができるようになることで気持ちの安定化を図っていきます。
まだ言葉の表現が十分でないお子様にはおもちゃや遊びを通して内面の表現や成長を促すプレイセラピーを実施しています。
●カウンセリングの基本の時間は1回30~40分、週1回~4週間に1回程の頻度で行います。完全予約制で行いますので、希望される方は診察の際にお尋ねください。
●カウンセリング予約料:1回あたり1500円
※カウンセリングは医師の指示によります
※ご希望に添えない場合もございます